2013年3月10日

引き継ぐ

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毎年この時期になると

子ども達が唱う歌は修了式に向けての歌となり

巣立つ子たち、進級する子たち共に

現在の立派な姿と入園した当初の姿とが

対比的に目に浮かんで重なり合います。

 

あと1ヶ月もしないうちに1年が終わると思うと

何とも言えない気持ちがこみ上げてきます。 

 

 

先週の月曜日から

年長児バンビー組の子ども達がこれまで担ってくれていた

布団当番やお食事当番、掃除当番等といった

年長児としてするべきことを

年中児かもめ組の子ども達に教えています。

 

年長児はすっかり先生気分ですが

実際に教えてみると

自分が分かっていなかったことに気がついたり

自分の伝えたいことがうまく伝わらなかったり

言うことを聞いてもらえなかったり…。

 

「教えるのがこんなに大変とは思わなかった!」

という言葉が聞かれるほど苦労している子もいました。

 


教えようとすることで

今まで分かっていた、できていたつもりだったことが

実は分かっていなかったことに気がついたり。

できているつもりだったことが

実はできていなかったことに気がついたり。

 

 「教える」という経験を通して

年長児は より深く

「知り」・「分かり」・「できる」ようになります。

 

 

 

年中児は憧れていた当番活動に

嬉しそうに取り組みながらも

「当番がこんなに難しいとは思わなかった!」 と

ちょっと戸惑い気味…。

 

今まで年長児の姿を見てきて

「知っている」「わかっている」

だから「できる!」

と思っていたようですが

「知っている」「わかっている」 と 「できる」は別物なのですよぉ。

 

 

教える側も 教えられる側も

得るものが大きいですね。

3月の引き継ぎの時期は

年中児と年長児のどちらもが グッと成長する時期です。

 

異年齢保育を取り入れている良さを改めて感じます。

 

 

  

 

2013年2月28日

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先週、年長児バンビー組と一緒に

徳田小学校に向かって歩いていたら

道路脇にフキノトウが顔を出していました。

 

トン…トン…トン…と

暖かい春の到来を知らせようと

フキノトウが春の扉をノックしているようでした。

 

 

年長児バンビー組の子供達も

光の降りそそぐ新しい世界へ扉を押し開けようとしています。

フキノトウのように穏やかに静かにではなく

ドンッ!!ドンッ!!扉を蹴破りそうな勢いです。

 

扉を開けた瞬間

できる できない なんてお構いなしに

きっと大人が「慌てすぎないで!」と心配するほ

自分の世界を一気に広げて行くのでしょう。

 

 

 

子供達は たとえできなくてもやろうとしたがるのに

大人は大抵のことはできるのにやらない。

 

年齢とか能力とか才能とかではなく

きっとこの差が

子供がもっている可能性と

大人がもっている可能性の差なんでしょう。 

 

 

そんなふうに考えだすと

子供達への尊敬にも憧れにも似た思いが芽生えてきます。

2013年2月27日

花育

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華やかで心もはずむ春の行事「ひなまつり」。

今日はお花屋さんの七尾花正(株)の小林さんと一緒に

花育の活動 「 おひなまつり de 花育 」を開催しました。

 

年長児バンビー組の子供達が講師の方と一緒に

ひなまつりにちなんだフラワーアレンジメントを体験。

 

 

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子供達は色鮮やかな春の花を見て

繊細な花をそっと手に取って触れて

鼻を押し当てて匂いをかいで

思い思いに飾り付け

花の魅力や春の魅力を五感で感じとっているようでした。

 

 

桃の花、マリーゴールド、スイートピー、菜の花、カーネーション

色鮮やかで、急に園内が春の雰囲気に包まれます。

 

 

明後日の「ひなまつり会」では子供達が作った花を飾り

例年以上に彩り鮮やかなひなまつり会を楽しむ予定です。

 

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余談ですが

子供達は切り落とした後の

茎や葉っぱを保育園で飼っているいるウサギに

食べさせてあげるのだと言って大切に袋に集めていました。

 

 

「 花育 」とは

 花の魅力や、花のある豊かな生活を伝えるための

教育、または活動などを意味します。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

http://www.hanaiku.gr.jp/hanaiku.html

 

2013年2月24日

復帰!

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紹介が遅くなってしまいましたが

産休・育休でお休みしていた

水〇 〇〇美先生が今月2月1日から復帰しました。

 

そして、ぷっくりホッペがかわいらしい娘さん

「〇なちゃん」が 一緒に入園しました!

これから毎日、親子一緒に出勤・登園ですね。

 

 

〇〇美先生は復帰後に

「親子共々よろしくお願いします。」

「子供の気持ちに寄り添った保育をしたい。」

語ってくれました。

 

 

これまでの保育士の視点だけでなく

母としての新しい視点で保育を見ることで

気づいたことや感じたことを保育の改善につなげていきましょう

 

 

 

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そしてもう一人

2月25日(月)に産休・育休から復帰予定なのは

栄養士の橋〇  〇〇恵先生。

 

久しぶりに復帰したら驚かれるでしょう。

厨房にピッカピカの最新機器が導入されています。

しっかり使いこなして

これまでよりもっともっと美味しい食事を作っていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

2013年2月23日

2周年!

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ホームページをリニューアルして

はや2年になりました。

  

以前のホームページでは

訪問回数が1年間に200件程度だったものが

リニューアル後からどんどん増え

1年目には総訪問回数が5000件

2年目の総 あそう総合そう訪問回数は約12,000件となり

2年間で開かれたページ総数は約150,000ページとなりました。

地方の小さな保育園のホームページとしては

なかなか立派な数字です。

 

2年経っても未だに

「いつまで続くかねぇ…」

「おかしなこと書かないかねぇ…」と心配されている

私、副園長のブログもこのように奇跡的に続き

一番人気のコンテンツになっています。 

 

保護者の皆さんや市内の方々からだけでなく

市外、県外、更には国外からも

多くのアクセスを頂いくようになりました。

 

また、同業の保育関係の方々からも

「よく読んでますよ!」と声をかけられ

嬉しいやら、恥ずかしいやら…。

 

 

インターネットを使った発信は

このホームページとfacebookページの2本柱です。

 

ホームページではひまわり保育園の保育に対する

基本的な考え方や保育内容をお伝えし

facebookページでは

日々の保育の出来事を発信しています。

   

今後もこのホームページとfacebookページを通して

ひまわり保育園をより多くの方々に知っていただき

もっともっと身近にひまわり保育園を感じていただけたらと考えています。 

 

 

 

 

 

 

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「ならぬことはならぬものです」

 

綾瀬はるかさんが素敵だからついつい見てしまう

NHK大河ドラマ『八重の桜』 

 

ドラマの中で繰り返し語られている

「ならぬことはならぬものです」 という言葉は

 会津の藩校・日新館

6歳から9歳の子供達が実践していた

「什(じゅう)の掟」という教えの最後に語られている言葉だそうです。 

 

  

 

「什の掟」

一、年長者(年上の人)の言ふことに背いてはなりませぬ

(私流に解釈すると、他者への敬意を忘れず

 素直な心で話を聞きなさいということでしょうか。)

 

一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ

(相手への敬意や感謝の気持ちを

 きちんと言葉や形で表して伝えなさいと解釈しています。)

 

一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ

 (人との信頼関係を損なうだけではなく

 自身の人間性に泥を塗ることはするなと解釈しています。)

 

一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ

(自分自身に誇りを持てと解釈しています。)

 

一、弱い者をいぢめてはなりませぬ

(人を守ることの尊さを説いていると解釈しています。)

 

一、戸外で物を食べてはなりませぬ

(公共のマナーを守り、美しい立ち振る舞いをせよと解釈しています。)

 

一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ

(うーーーーん…これは…難しい…。

 女性には紳士であれということでしょうか…。)

 

ならぬことはならぬものです。 

 

 

私なりの勝手な解釈は余計かもしれませんが

現代でも子供達に伝え、自分のものとしてほしい言葉ばかりです。

 

ならぬことがまかり通ってしまい 

人の心の乱れが著しい昨今ですが

幼い頃からこうした人間としての基本を

浸透させることの大切さを感じます。

 

 

 

 

 

 

2013年2月 6日

おおきくなるって

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2月4日から

2歳児が異年齢保育に加わり

これまで3・4・5歳児のグループだったものが

これで2・3・4・5歳児が入り混じった

異年齢グループになりました。

 

 

年長児バンビー組の子ども達は

「小さい子を助けてあげなくちゃ!」

という使命感に燃え

何でも率先して教えたり、助けたりしてくれています。

 

今日も まだどうして良いかよく分からない2歳児に振り回されながら

「もう!大変!大変!」

と、困ったような 嬉しそうな顔をしながら

教えてあげたり、お世話してくれていました。

 

 

2歳児が加わったことで

年長児はもちろんのこと

年中児や年少児も大きくなった自分を感じているようです。

 

 

こんな時期に子供達に読み聞かせてあげたい絵本が

上の写真の「 おおきくなるっていうことは 」

(中川ひろたか:文 村上康成:絵)

という絵本です。

  

おおきくなるって どういうことなのか

子供達に分かりやすく、優しい言葉で語られています。

 

 

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絵本の後半には

ひげの園長先生が優しく こう語りかけます。

 

「 おおきくなるっていうことは 

 じぶんより ちいさなひとが おおくなるってこと 」 

 

「 おおきくなるっていうことは

 ちいさなひとに やさしくなれるってこと 」

 

 

先日、年長児に読み聞かせてあげたら

大きくなった自分を誇らしげにしながらも

ちょっと照れくさいような顔をして見入っていました。

 

ついこの前まで

赤ちゃんだったのになぁ…。

ずいぶん頼もしくなりました。

おおきくなるって 素敵なことですね。

2013年1月31日

インフルエンザ

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石川県内でインフルエンザが流行してします。

1月30日現在は「警報」レベルということで

今が流行のピークなのかもしれません。

 

ひまわり保育園でも

大勢の子供達がインフルエンザにかかり

欠席しなければならない状況が続きました。

 

幸いなことに今日の登園状況を見ると

(まだ油断はできませんが)

園内の流行のピークは過ぎつつあるようです。

 

 

職員も玩具や園内の消毒などの衛生管理

子供達の手洗い・うがいの徹底など

対策に懸命でしたが一度流行したものは

なかなか抑え込むことができませんでした。

 

雪がたくさん積もっていたにも関わらず

外で遊ばせてあげられない状況が続き

恨めしそうに外を眺めている子も…。

 

職員も発熱でつらそうにしている子を見守りながら

保護者の方々に早退をお願いしなければならない

心苦しい日々が続きました。 

 

集団での保育が前提の保育園では

感染後にできる対応には限界があります。

やはり、ワクチン接種を事前に済ませ予防することが

流行を抑えるうえで不可欠だと強く感じます。

 

 

 

子供達に流行する中

職員全員が予防接種を受けていたことで

体調を崩す職員がいなかったことが幸いです。

保育士が皆ダウンしてしまっては

保育園が機能不全に陥ってしまいますから…。

 

子供達を受け入れる体制を保つことができたのは

職員が高い意識をもって日々の健康管理をしているからです。

感謝感謝です。 

 

 

さぁ!明日は少し早いですが節分の豆まきをします!

風邪ひき鬼をはるか遠くに追い払いましょう!!

 

 

 

2013年1月24日

読み聞かせ

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 子供にとって

保護者や先生からしてもらう読み聞かせは

大きな宝物です。

 

読み聞かせを楽しんで育った子は

親子の絆や先生との信頼関係を深めるだけではなく

読み書きや聞き取りの力、理解力が身につき

自然と読書や勉強が好きな大人になると言われています。

 

 

インターネットの記事を見ていて

「読み聞かせで子供を読書好きにする10の方法」見かけたので

ご紹介します。

 

参照元 「10 Tips to Make Reading Fun for Your Child 」 」」』』  」 ]] 

 

 

「読み聞かせで子供を読書好きにする10の方法」

 

1.なるべく毎日読む。

 ほんの数分でもいいから毎日読むのを習慣にしよう。

 

2.読み聞かせの場所を作る。

 ソファーやクッションを重ねて場所を作り

 安心して読める居心地の良い場所で読もう。

 

3.子供に本を選ばせる。

 子供自身が選ぶことが大切。図書館を利用して関心を持てる絵本を見つけよう

 

4.表紙について語る。

 イラストの感想を聞いたり、何の話か想像させたりすると本を開く楽しみが増す。

 

5.登場人物の声色を使い分ける

 大げさにする必要はないが、単調にならないよう、早口にならないようじっくりと読む。

 

6.挿絵を見せながら読む。

 挿絵は内容の理解を深めるだけではなく、物語を身近に感じさせてくれる。

 

7.読み返す。

 読んだら終わりにしないで、内容について話あう。

 難しかった言葉について分かっているか確認する。

 

8.現実と結び付ける。

 本の内容と現実の世界を結び付けて物語を身近に感じさせよう。

 

9.本について感想を話す。

 どんなことが面白かったか、どんなところが気に入ったか等を話し合う。

 

10.絵本のジャンルが偏らないようにする。

 いろいろな本を読み、世界を広げてあげよう。

 子供の興味がいろんなジャンルに向くようになるかもしれません。

 

 

 

本を読むことで人生は豊かになります。

ひまわり保育園でも絵本の読み聞かせを大切にしていますが

ぜひぜひ、ご家庭でもお子さんと楽しい読書の時間をお過ごしください。

 

 

 

 

2013年1月19日

お餅つき

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蒸し器からほわーーーんと湯気が立ち上り

 蒸しあがった餅米のいい匂い。

 

一つの臼(うす)をみんなで囲んで

ワイワイと笑顔で餅をつく子供と大人。

 

何人かの子が

「おっきな トンカチだ!」と言っていたのは

杵(きね)ですよぉ。 

 

 

つきたてのふんわりとした柔らかさと味わいは

市販のお餅や機械でこねるお餅とは一味違います。

 

味付けは、きなこ、ごま、あんこ。

どれも美味しかったです。

今年の一番人気は きな粉味でした。

 

余程気に入ったのでしょう

きな粉やあんこがついたお皿を

こっそりペロペロなめていた子もちらほら…。

(見て見ぬふりをしてあげましたが…)  

 

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年長児バンビー組には担任の〇下先生と一緒に

一人ずつ交代でついてもらいました。

杵って重たいんですよ。

大人って力持ちでしょう。

 

 

今では家庭でお餅つきをすることも少なくなり

臼(うす)と杵(きね)を使ったお餅つきは

保育園と昔話の中でしか見ることが無いかもしれません。

 

「お餅つき」という

平凡だけど魅力的な生活文化を

大人も楽しみながら、子供に伝えることも

保育園の大切な役割なのだと改めて感じます。

 

 

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