2011年5月20日

仕事と作業の違い

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保育士は一日に沢山の事を行います。

0歳の部屋ならば

子どもを受け入れてから、ミルクを与え、一緒に遊び、おむつを交換し、食事をお世話し、

子どもを寝かせ、掃除して、記録を書きetc.etc......

 

私たち保育士が日々行っていることは

「仕事」でしょうか「作業」でしょうか?

 

何を訳のわからないことを言っているの?

と言われそうですが

 

私の答えは

 「全ての行為が仕事であり、絶対に作業であってはならない」

です。

 

私の考える「作業」とは

「上司から命令された事、マニュアルに書かれている事をそのままにこなすこと」

です。

例えそれが、

どんなに丁寧で真面目な態度であっても、

言われたことをそのまま行っているだけでは

「作業」なのです。

 

では、保育の

「仕事」とは何か。

それは、日々の保育を丁寧に行った上で、

さらに、子ども達にとって自分の行為が

「本当にこれでいいのか」と疑問を持って

自分なりに考え、工夫を施していくこと。

さらに、さらに、

子どもと心を通わせて

最良の時を一緒に過ごそうという「心」をもつこと

なのです。

 

例えば、オムツを交換する時

決められた手順を守って交換するだけでは

ただの、「作業」です。

その中に、

子どもにとってより良い時間にしようとする意識を持って

子どもとの心の触れ合いを意図的に工夫しようとて行っているかで

その行為が「作業」から「仕事」になるのです。

 

見た目には同じようなことをしているようでも

子どもとより良い時を過ごすために何が最善かを考えているか

互いに心を通わす気持ちをもっているかで

ただの「作業」が「仕事」になるのです。

 

私たちがするべきことは保育の

「仕事」なのです。

 

 「仕事」=「作業」+「思考」+「心」

 

気をつけましょう。

自分達がしている事が「作業」になっていないか。

油断していると

「保育士」ではなく「作業員」になってしまいますよ。

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