1日のふり返り
午後のおやつが終わって、もうすぐお家に帰る子もいる時間。子ども達は異年齢のグループで集まって、その日の出来事を振り返る時間を設けています。
毎日ほとんど子が皆の前でお話ししたいと積極的に手を挙げています。皆の前に立って、その日楽しかったことや発見したこと等を生き生きとお話してくれます。
5歳児の子は、堂々と「今日は朝から〇〇君と一緒に〇〇をして、遊びました。……。」等と堂々と小さい子が分かりやすく、身振り手振りも交えて伝えようとしてくれます。
3歳児の子は、「〇〇が楽しかったです。」等とちょっと照れながらお話してくれまし、2歳児の子は、小さな小さな声でお話してくれます。担任の先生方は、できるだけ子ども達が自分の言葉で表現できるよう、お話が膨らみやすいようにさりげなくサポートしています。
この取り組みは、自分の考えていることを、人前でプレゼンする経験を重ねることで、「どんな場面でも自分の意見を堂々と言える子になってほしい」という思いが込められています。
また、自分が好きな事や楽しかったことを皆に教えたり、自分が気づかなかった楽しいことを友達から教えてもらうことで、皆の体験を共有することができる機会にしたいというねらいも込められています。
一日の振り返りの時間は、次の日以降に新たにやりたいと思うことに気が付くきっかけになり、新しく好きなことを見つけることにつながります。時には、悲しかったことや嫌だったことも話題に上がることもあり、皆で話し合う機会にもなっています。
保護者の方が目にすることほとんどなく、一見すると地味な取り組みなのですが、子ども達にとって非常に有意義な時間となっています。
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