脇役
ある保護者の方から頂いたご意見です。
『お迎えの時間に様子を見ていると
子供達が好きな玩具で遊んでいるという印象を受けます。
先生も一緒になって楽しく遊ぶというより
子供をみているだけという感じがして気になります。』
保育園での子供達の遊びや生活に
関心をもっておられる方からのご意見だと
大変うれしく思いました。
朝夕の自由遊びの時間は
子供達が自ら好きな遊びを選び
一人夢中になって遊んだり
友達との関わりを楽しみながら遊べるよう
保育士はあえて遊びの中に入らず見守るようにしています。
保育士は子供の興味や関心を引き出すために
場所や玩具を準備して手助けをする
脇役に徹しています。
自由遊びは知育やお稽古事のように
効果が目に見えて表れないために疎かにされがちですが
子供は、自由に遊ぶことを通して
人間として生きてゆくための基礎的な能力を習得します。
幼児期の子供達に最も必要な経験は
先生に導いてもらうことに慣れるのではなく
自分のやりたいと思えることを見つけて
夢中になって遊ぶ満足感や達成感を感じたり
友達と遊ぶ中で
主体的に判断し行動し
より良く問題を解決する経験を積むことです。
そのために
朝夕の自由あそびの時間は
保育士は脇役になるのです。
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