2011年8月12日

天職

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「天職」

 

という言葉を辞書で調べると

「天から授かった職業。

また、その人の天性に最も合った職業。」

と書いてありました。

 

でも、沢山の仕事を経験して

その中から自分の天性に最も合った仕事を

見つけ出すことは難しいですよね。

 

私自身、保育という仕事が

私の天性にぴったりと合っているとは

自信をもって言えません。

でも、天職だとは感じています。

 

きっと

全ては自分の心が決めるものなのです。

自らが誇りをもって

命を懸けてしている仕事が

「天職」になるのです。

  

目の前の仕事に一所懸命になっている人にだけ

天職は見つかります。

きっとそういうものです。

2011年6月11日

園庭

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ひまわり保育園自慢の

広くて芝生が気持ちいい園庭

 

でも、もっと楽しい園庭にしたいなぁ。

という思いが強くなってきました。

 

頭の中を子ども時代に戻して

自分にとって何が楽しかったかイメージしていると

いろんなことが浮かんできます。

 

虫が隠れていたり、

ピカピカのどろ団子ができる場所があったり、

ちょっと怖いけど、登ってみたいと思えるような木があったり、

秘密基地になりそうな素敵な空間があったり。。。

 

楽しくなってきました。

まだまだ、この園庭を楽しくできる。

まずは何から始めようか。

 

主任保育士とも「ああしたい。こうしたい。」と話が弾みます。

 

仕事ということを忘れて

仕事を楽しんでいる

そんな時こそ

一番いい仕事ができるのかもしれません。

2011年6月 9日

じんざい

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「じんざい」には4つのじんざいがあるそうです。

 

「人罪」

仲間の悪口やマイナスな事しか言わず

存在自体が周囲に悪影響をおよぼす、いると困る人。

 

「人在」

ただそこに存在しているだけで、プラスでもマイナスにもならない人。

 

「人材」

言われたことは確実にこなすことができるが

自分中心の思考しかなく、なんでも自分を優先する人。

 

「人財」

自分の能力が発揮できる環境を自ら求め

周囲の人も良い方向へ導く

組織にとってなくてはならない人。

 

 ひまわり保育園で働く職員には

私がどの「じんざい」に見えるでしょう。

 

保育園の先生方はどうですか

自己採点してみませんか?

2011年6月 3日

働く意味

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新人職員がつまずきやすいこの季節

6月になりましたが

5月病にかかっている先生はいませんか?

 

保育の世界で働く人は

働く意味をどこに見つけ出すのでしょう。

 

身体的にも精神的にも負担が大きい。

保護者からの厳しい言葉に自信をなくす日もあれば

子どもに怪我させてしまい自己嫌悪に陥る日もあります。 などなど。

しんどい、つらいと思う日も少なくありません。

 

逆に

子ども達の笑顔に勇気付けられ

子ども達の成長に喜びや達成感を感じ

保護者の方々からの感謝の言葉に励まされる。

自らが人として保育のプロとして成長していることに

働く意味と喜びを感じられる日もあるかと思います。

 

日本中の多くの保育士は

日々二つの感情の間を行ったり来たりしながら

誠実に子ども達と向き合っています。

 

私が中学生時代に間違えて逆に覚えていた漢字

「辛い(つらい)」と「幸い(さいわい)」

 

「辛い」という字は

もうちょっとで

「幸い(さいわい)」という字に

変わるような気がしませんか?

 

「辛い」時、きっとそれは

「幸い」まで後一歩まで来ているということ。

そう思えば

頑張れそうな気がしませんか?

2011年5月29日

A・B・C

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以前から何となくいい言葉だと思っていましたが

最近、心からその通りだと

心に響いている言葉

それは

 

「 A ・ B ・ C 」

 

靴の量販店の名前ではありませんし

ジャクソン5のヒット曲でもありませんよ。

 

『 A : 当たり前のことを

   B : バカになって

   C : ちゃんとやる 』

 

経営コンサルタントの小宮一慶さんが書いた本のタイトルです。

 

「雑事を雑にやっている人は結局雑な生き方しかできない人になります。」

「小さなことさえ、徹底してできない人に、大きなことができるわけがありません。」

彼の言葉からは

一つ一つの事に誠実に、真剣に

丁寧に向かい合ってきた姿が目に浮かびます。

 

掃除一つでもいい

保育園のお便り一つでもいい。

バカがつく程、徹底して丁寧にやってみる。

きっと他の人には見えないものが見えてくるはず。

 

「A・B・C」

 

より良い保育と良い人生に近づく方法は、

当たり前の仕事を

当たり前ではない情熱で行うことです。

2011年5月20日

仕事と作業の違い

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保育士は一日に沢山の事を行います。

0歳の部屋ならば

子どもを受け入れてから、ミルクを与え、一緒に遊び、おむつを交換し、食事をお世話し、

子どもを寝かせ、掃除して、記録を書きetc.etc......

 

私たち保育士が日々行っていることは

「仕事」でしょうか「作業」でしょうか?

 

何を訳のわからないことを言っているの?

と言われそうですが

 

私の答えは

 「全ての行為が仕事であり、絶対に作業であってはならない」

です。

 

私の考える「作業」とは

「上司から命令された事、マニュアルに書かれている事をそのままにこなすこと」

です。

例えそれが、

どんなに丁寧で真面目な態度であっても、

言われたことをそのまま行っているだけでは

「作業」なのです。

 

では、保育の

「仕事」とは何か。

それは、日々の保育を丁寧に行った上で、

さらに、子ども達にとって自分の行為が

「本当にこれでいいのか」と疑問を持って

自分なりに考え、工夫を施していくこと。

さらに、さらに、

子どもと心を通わせて

最良の時を一緒に過ごそうという「心」をもつこと

なのです。

 

例えば、オムツを交換する時

決められた手順を守って交換するだけでは

ただの、「作業」です。

その中に、

子どもにとってより良い時間にしようとする意識を持って

子どもとの心の触れ合いを意図的に工夫しようとて行っているかで

その行為が「作業」から「仕事」になるのです。

 

見た目には同じようなことをしているようでも

子どもとより良い時を過ごすために何が最善かを考えているか

互いに心を通わす気持ちをもっているかで

ただの「作業」が「仕事」になるのです。

 

私たちがするべきことは保育の

「仕事」なのです。

 

 「仕事」=「作業」+「思考」+「心」

 

気をつけましょう。

自分達がしている事が「作業」になっていないか。

油断していると

「保育士」ではなく「作業員」になってしまいますよ。

2011年5月11日

和太鼓の先生

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ひまわり保育園の子ども達に和太鼓を指導してくださっている

野崎三雄さん

 

8月の夏まつりと

12月のおたのしみ会(発表会)では

年長児バンビー組が見事な和太鼓を披露してくれます。

 

和太鼓の魅力は

叩けば大きな音が出るという親しみやすさ

 

ドオォーンという大きな音を

耳で聞くと言うよりも

身体全体が大きな振動に包まれるような感覚

 

皆で一つのリズムを刻めた時の一体感

 

なんとも言えない魅力があります。

 

そして

野崎さんのおおらかな性格と

大きな笑い声や笑顔も

子ども達にとって和太鼓を魅力的にしている

大切な要素のように感じます。

 

心から太鼓を愛している野崎さんは

子ども達に太鼓を指導している時も楽しそう

太鼓と子ども達の両方が大好きなのでしょう。  

 

ひまわり保育園の先生の一人

と言っても言いすぎではないくらい

子ども達にとって大切な人なのです。

2011年5月 9日

ケンカと仲なおり

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日々、保育園でくり広げられる様々な出来事

友達同士のケンカもよく見られる光景です。

 

小さい子なら

噛みついたり、ひっかいたり…

 

成長していくにつれ

言葉で、自分の思いを相手に伝えられるようになってきます。

 

実は、ケンカは子どもの成長に欠かせないもの。

ケンカと仲直りを繰り返しながら

子どもはいろいろなことを学びます。

 

ケンカのルール

自分はなんで怒っているか

相手はどう思ったのか。

仲直りの仕方

それを言うタイミング

お互いの妥協点の見つけ方

等…

 

ですから

子どものケンカを頭ごなしに止めさせるのではなくて

ある程度は、ケンカを見守る必要もあるのです。

 

もちろん、ケンカによって身体を大きく傷つけるもの

後々までそれが残るものは

大人がすぐに止めますよ。

 

ケンカと仲直り

 

それを繰り返し経験することで

友達と本当に仲良く遊べるようになるのです。 

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保育士になることは医者や弁護士になるより

はるかに簡単

 

でも、

“いい保育士”になることは

難しい。

 

4月から保育士として子ども達と接している

たくさんの新人保育士へ

日々子ども達のために頑張っている

全ての保育士へ

そして、自分自身へのエール

 

 

私達がぶつかるであろう

様々な悩みや葛藤や試練は

壁じゃない、

 

保育士として、人として成長するための

大きな階段なんだ!!

2011年4月12日

「行為の意味」から

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東日本大震災以来、

頻繁に見かける私の好きなACジャパンのCM。

宮澤章二さんの詩「行為の意味」から作られています。 

 

「こころ」は

だれにも見えないけれど

「こころづかい」は

見える

「思い」は

見えないけれど

「思いやり」は

だれにでも見える 

  

 というととから私たちの心は見ることができないから、

私たちは「形」を通じて「心」を感じ取っている。

「形」っていうのは

表情、しぐさ、態度、言葉、行動。

 

保育士はみんな「優しい心・人を思いやる心」を持っているもの。

保育士はみんな「子どもが好き」なもの。

 

でも、どんなに「優しい心」、「人を思いやる心」、「子どもが好き」という心があっても、

それを「形」として表すことができなかったら

「心」はないのと同じ。

 

保育園で働く私たちに求められる

大切な専門技術の一つは、

「思いやりの心・優しい心・子どもが好きという心」を

「形」にして相手に伝えること

なのです。
 

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