虫少年・虫少女

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ひまわりには

たくさんの虫少年と虫少女がいます。

 

園庭に出れば

カエルやダンゴムシ、カナブン、ミミズ等を

次々に虫かごに集め

誇らしげに見せてくれます。

 

ちょっと珍しい生き物を捕まえた子は

みんなから尊敬の眼差しを向けられています。

  

家に帰ってからも

沢山の虫を集め続け

中にはポケットに虫を入れたままにしていたので

洗濯が終わった後に悲惨な形で見つかるケースも。。。

 

あまりの熱中ぶりに

登降園の時にはお母さん方のうんざりしたような声も聞かれます。

 

でも

ちょっとだけ大目に見てあげましょう。

 

 

幼児期は生き物と遊ぶことが最も楽しい時期です。

 

 

多くの場合、生き物と遊ぶ体験は

子供にとって最も身近でおもしろい自然体験です。

子供は生き物を通して自然を体験をするといってもいいくらいです。

 

というのも

生き物ほど子供を楽しませてくれる「自然」は他にないからです。

 

生き物は、子供達の目を自然の神秘や命の不思議に向けさせてくれる

素晴らしい先生なのです。

 

中には小さな虫を踏み潰したり

足をちぎったりする子もいます。

残酷でやめてほしいと思うかもしれませんが

大きくなったら問題児になるというものではありません。

これもまた

子供達の成長に必要なことだと思います。

 

子供は大人とは違う

「子供の文化」の中で生きています。

大人は「子供の文化」に対して

いい悪いを決めつけるのではなく

大人の文化との妥協点を見つけることが大切です。

 

 

子供達は小さな生き物を通して自然を感じ

命を知るのです。

 

楽しみながら

時には後悔しながら

少しずつ。少しずつ。


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