引き継ぐ
毎年この時期になると
子ども達が唱う歌は修了式に向けての歌となり
巣立つ子たち、進級する子たち共に
現在の立派な姿と入園した当初の姿とが
対比的に目に浮かんで重なり合います。
あと1ヶ月もしないうちに1年が終わると思うと
何とも言えない気持ちがこみ上げてきます。
先週の月曜日から
年長児バンビー組の子ども達がこれまで担ってくれていた
布団当番やお食事当番、掃除当番等といった
年長児としてするべきことを
年中児かもめ組の子ども達に教えています。
年長児はすっかり先生気分ですが
実際に教えてみると
自分が分かっていなかったことに気がついたり
自分の伝えたいことがうまく伝わらなかったり
言うことを聞いてもらえなかったり…。
「教えるのがこんなに大変とは思わなかった!」
という言葉が聞かれるほど苦労している子もいました。
教えようとすることで
今まで分かっていた、できていたつもりだったことが
実は分かっていなかったことに気がついたり。
できているつもりだったことが
実はできていなかったことに気がついたり。
「教える」という経験を通して
年長児は より深く
「知り」・「分かり」・「できる」ようになります。
年中児は憧れていた当番活動に
嬉しそうに取り組みながらも
「当番がこんなに難しいとは思わなかった!」 と
ちょっと戸惑い気味…。
今まで年長児の姿を見てきて
「知っている」「わかっている」
だから「できる!」
と思っていたようですが
「知っている」「わかっている」 と 「できる」は別物なのですよぉ。
教える側も 教えられる側も
得るものが大きいですね。
3月の引き継ぎの時期は
年中児と年長児のどちらもが グッと成長する時期です。
異年齢保育を取り入れている良さを改めて感じます。
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