匂い
年長児バンビー組の子ども達は
梅干し用のシソの葉をちぎって
塩と一緒にもんでいました。
去年の年長児が作ってくれた梅干しが
子ども達に大好評で
今年も美味しい梅干しを作ろうと一生懸命です。
シソのいい匂いがするので
子ども達はシソの葉を鼻に押し当てて
匂いを楽しんでいました。
部屋中シソの香りで とーーっても爽やか。
それとは逆に
数日前、私が園庭の見周りをしていたら
隅の方に隠してあるように置かれたバケツから
物凄い悪臭が放たれていました。
何かと思えば
子ども達が草花を集め、隠しておいたものに
雨水がたまり、腐って悪臭を放っていたのでした。
すぐに処分しようかとも思いましたが
子ども達に見せるのも良いかと思い
目につく所に置いておくと
早速、外遊びに出てきた子ども達が
「何か、くさーーーい」と言いながら集まってきました。
子ども達は「吐きそう!」と言いながらも
その腐った草の匂いを何度も何度も嗅ぎに来ていました。
とんでもなく不快な匂いでしたが
衛生状態の良い環境で育ってきた子ども達にとっては
あまり嗅いだ事のない匂いだから面白かったのかもしれません。
様々な匂いを感じ
匂いの違いを学ぶことは
嗅覚を刺激するだけではなく
生きる力や感性を育てることにもつながります。
日頃から草花の良い香りや
野菜や果物の香りを楽しむだけではなく
時には、腐った物の匂いを嗅いでみるのも
良い経験になります。
保育士自身が身の回りの様々な「匂い」を楽しみ
それを子ども達にも感じさせることができれば
保育はより豊かになっていくことでしょう。
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