2013年11月11日

Art is...

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11月8日から

石川県七尾美術館で

「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が始まりました。

 

 

普段は敷居が高く、入りにくく感じる美術館ですが

この絵本原画展は

子ども達が美術館や芸術を身近に感じられる貴重な機会です。

 

ひまわり保育園でも

毎年の恒例行事になっていて

明後日、年長児バンビー組が行ってくる予定です。

 

先日

担任と主任が美術館の下見に行ってきました。

聞くところによると

今年も素敵な絵が沢山あるようです。

 

 

 

一緒に行けない園長から

引率する2人の先生方にお願いしたことは

 

『2作品ほどで構わないので

 じっくり座って絵を鑑賞する機会を作ってください。

 

 

 

そして、

鑑賞する際に大切にしてほしいことは

先生が絵の解説をするのではないく

作品を観賞することで

子供達がどのようなことを感じるかを大切にしてほしい。

 

 

感じたことに正解も不正解もありません。

 

先生は子供達が

絵からより深く様々なことを感じ取れるように

手助けする言葉がけ、問いかけをしながら

一緒に絵を楽しんでください。』

 

 

 

なぜこんなことをお願いしたかというと

数年前に見た水戸芸術館のサイトに

アメリア・アレナスさん(89から96年ニューヨーク近代美術館の教育部の講師として活動)

という方の言葉が

ずっと印象に残っているから。

 

 ))

それが以下の言葉(私の下手な日本語訳も付けました)  

 

 

「People often think that Art is works of art.

That's Art. But it's not true.

Art is what happens between works of art and people.

So how bad or good this art is,

it's gonna depend on how creative

and playful your own response is.」

 

「時々、人々はアートというのを

作品そのものだと思うことが多いように思います。

けれど、それは真実ではありません。

アートっていうのは

その作品と人との間で起きていることこそが

アートなのです。

その作品というものが良いか悪いかっていうのは、

あなた達がどのように反応するか、

どんなに想像力を持てるかということに関わってくるのです。」 

 

 

 絵本

子供達が芸術と関わる際に

何を大切にすればよいのか教えられた気がしています。

 

 

 

先生が作品と子供達の間に入り

絵の中から多くを発見し

イメージを膨らませ

友達の感じたことを皆に伝えることで

より深くアートしてきてもらいたいと思います。

 

 

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