2017年5月15日

木登り

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今から5年ほど前

当時は「危険だから」という理由で禁止していた

木登りを解禁しました。

 

あれからというものの 

毎日のように年長児や年中児が

夢中になって木登りをしています。

年少児も登ろうと木にしがみついている姿も多々見られます。

 

やっぱり子供は木登りが大好きですね。 

 

 

 

木登りの効果・効能を書き上げるのであれば

 

「複雑に張り巡らされた枝を読み取り判断しながら

 全身の複雑な運動をトータルで使うことで

 子供の体力とバランス感覚の向上につながる。」

 

また

 

「 危ない・大丈夫と瞬間的に判断し

まだ登れる・もうできない、と自分の決定で進路を取ってゆくことで

子供たちは複雑で総合的な動作を展開し、

知的な面でも良い活動です。」

 

 といったことでしょう。

  

 

でも…

そんなことはそれ程大切ではない気がしています。

 

 

木の上は子供だけの世界であり

木の上からの眺めは

大人の背丈を軽々と越えて

まるで 世界の頂上でもいるかのような

何とも言えない清々しさや達成感を味あわせてくれるから

子供達は登りたくなるのです。

 

 

樫木を3メートル程登ったところに

綺麗な音がする鐘が取り付けられています。

木登りの楽しさを子供達に知ってもらう きっかけ作りのため 

 「あの鐘を鳴らせた子は木登り名人だよ!」

という風に動機づけしています。 

 

 

でも、例えこの鐘が無くても

木登りの面白さを知った子供達は登って遊ぶでしょう。

 

 

 

樫木は

登り始めが一番難しくなっていて

その後は登りやすくしてあります。

ある程度の身長と運動能力が必要で

年中児と年長児がやっと登れるくらいに枝を剪定しています。

年少児はとても登れないはずです。 

 

  

保育教諭には登る様子を見守るように伝えてありますが

登る手助けはしないようにも伝えています。

意地悪じゃありませんよ。

 

簡単には登れない もどかしさも

「自分の力だけで登れた!」という感動も味わってもらうためです。

 

 

 

余談ですが

ドイツの法律には

「子供は木登りをする権利がある。」

というものがあるそうです。

ドイツの子供達には素晴らしい権利が保障されていますね。

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